限界放大生の雑記

自転車や電子工作、Roseliaなどが好きな会社人兼放送大学生のブログ

チューブレスレディーに悪戦苦闘した話

こんばんは、「明けない梅雨は無い!」という言葉が誰のものかは忘れましたが今年は一向に明けませんね、気候帯が変わっていっているというのも本当らしいです、なっつです。

 

今回はずっと温めていたTLR(チューブレスレディー)のお話をします。

 

 

TLRって何?

シーラント(パンク防止、エア抜け防止材)をタイヤに入れるチューブレスタイヤの方式のことです。

タイヤの方はクリンチャーと幾分も変わりませんがリムはバンプが何とかとかチューブレステープが何とかだとか色々あります、詳しくはググれ

 

ココで大切なのは「タイヤがクリンチャーじみててシーラントを入れて使う」ということです。

 

使用機材

ホイール:Prime - Peloton V2 Disc ロードホイールセット

まあ当時14000円ぐらいで人並みに重くてローターは6穴固定でTLR対応だよってホイールです。

ちなみにチューブレステープ、バルブは付属品を使用しました。

 

タイヤ:SCHWALBE ONE Preformance

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OEM品の横流しみたいな感じでPBKにて2500円程でした、TLE(シュワルベでのTLRの呼び方)対応で240gという脅威の軽量性

 

 シーラント:導入順に以下の4種類、どれもTLR対応です。

パナレーサー(Panaracer) Seal smart シールスマート 120ml BTS-120

パナレーサー(Panaracer) Seal smart シールスマート 120ml BTS-120

  • 発売日: 2019/05/01
  • メディア: スポーツ用品
 

 

ビードワックス:固形石けんを水道水に溶いたもの

 

ポンプ:そこら辺のフロアポンプ、ビード上げ用に10Lクラスのコンプレッサー

 

顛末記

2019年7月13日

 すべてはここから始まりました。

 

ビードはなんとかフロアポンプで上がったためそのままビードが落ちないように型をつけようと9bar(タイヤの既定空気圧)までエアを入れようとしました...そしてようやく8barぐらいになったところ

 

バコーン!!💣

 

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完全に外れました

とけたたましい音を立ててタイヤが外れました、うーん地獄

この音で昼寝をしていた親も起きてきてめっちゃ叱られました、隣の家のおっちゃんも出てきました、集合住宅じゃなくて良かった😌

 

さて、兎にも角にも組み上げなければならないので次は7barぐらいで留めておき、一晩おきました。

 

翌朝

はい、空気は0barになっていました、安いTLRタイヤではあり得る話らしいですね。

もちろん想定内なのでシーラントを注入します。

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あわあわ

ピューピューと漏れてきました。

仕様なので仕方ないです、この状態で5.5bar(フロアポンプ読み)入れまして一晩様子を見ようと仕舞いまして...

 

翌朝

フロントは約1bar降下、リアは2bar程で落ち着いていました。

はい、リアは失敗ですね。

リアにはシーラントで埋まらないレベルの大穴が開いていたようなのでフォロワーさんに教えていただいたようにコニシのスーパーSUで外側から塞いでみました。

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外側からだから気休めかと思ったらそれなりに効きました。

ですが残念ながら解決には至らず...なのでしかたなくダイソーパッチを内側に貼りました。

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ですがこれも残念ながら解決には至らず次は別の穴が見つかるといういたちごっこ状態に陥ってしまいました。

ですがだましだまし毎日空気を入れて運用していたのですが悲劇はまた訪れた...

2019年8月8日

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またもバコーン!!シーラントも散りました...😢

このときの記録はありませんが7bar程度だったと記憶しています。

もうこんな事はやっていられないと決意し、リアホイールを純正(チューブドクリンチャー)に戻しました。

 

8月中旬

NEWシーラント(パナレーサー)が届いたため、リアタイヤにインストールしてみました。

使用感としてはクルミ殻が入っていて大きな穴にも対応できて良い感じでした、ですが空気漏れは7bar入れても3日で3barになるぐらいで実用には至りませんでした。

ですがスプロケットも純正ホイールから移植してしまっていたので「まあ2日に一回空気入れればいいや」と軽い気持ちで使ってしまいました(フラグ)すると...

 

バコーン!!💣(3回目)

 

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登校中は辛いっすよ...

幸い他の通行者の方には迷惑をかけずに済みましたが危ないですし自分も下りコーナーでこんなことになったらリカバリーできる自信がありません、なので今回はしっかりと原因を究明することにしました。

これについてはまとめて後述します。

 

これによってリアホイール,タイヤはハズレだったのでは?という懸念が浮かんだためリアのみクリンチャーに組み替えました。 

 

時は過ぎ2020年6月中旬

フロントのエア漏れがひどくなってきたためカフェラテックスを注入しました。

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汚えカフェラテだ

ですが収まることはなくこれ以上シーラントを買うことにも意味はないと判断したのでフロントもクリンチャー化しました。

 

 

 

 

 

 

トラブルの原因(推定)

恒常的なエア漏れについて

いくつか想定されるので可能性が高い順に箇条書きで

  1. タイヤのゴムが薄すぎた
  2. タイヤの品質が低すぎた
  3. チューブレステープが浮いていた
  4. バルブ嵌め合い部の精度不足でエアが漏れていた

おおよそこんな所かと思います。

240gでまともなTLRタイヤだと思う方がバカだということでしょう、公式サイトには記載がありましたが!!💢

 

そしてチューブレステープの浮き、バルブについて

これについては6月中旬にタイヤを外して確認したところチューブレステープの端からエアが漏れてきたことからです、つまりチューブレステープの端(バルブ嵌め合い部)からエアがリム内に漏れ、バルブ穴、スポーク穴などから外に逃げたのではないかということです。

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ビードがリムからバーストのような音を立てて外れた事について

同じく箇条書きで

  1. リムにも実は最大空気圧設定があった
  2. ビードワックスとして使用した石けん水によってビードがリムフックから外れやすくなってしまった

第一の可能性はリムの最大空気圧設定です、説明書,商品説明欄にも記載がなかったため気にしていませんでしたがもしかしたら最大空気圧設定があり、その空気圧を超えるとリムフックが圧に耐えきれず外側に開いてしまうという仕様だったのかも知れません。

ですがこのトラブルがリアのみに発生したというのも原因が不明です、リアのホイール,タイヤだけがハズレだった? 

 

第二の石けん水の可能性は石けん水を使用せずにビードが上げられたときにも発生した、諸先輩方も行われているという事から低いと考えられます。

 

 

まとめ

TLRを安くノートラブルで組むのは無理と思え!

 

マビックのUSTやGIANTのGAVIAではこのような問題を聞かないのでやはりしっかりと検証された同ブランドのリム、タイヤの構成で組むのが無難です、自分のように安く上げようなどと考えると遠回りになってしまい事故の可能性も生まれてしまいます。

 

ちょっとだけTLRを使った感想としても「ラテックスチューブの方が乗り心地良い」って感じなので面倒ごとがイヤで金も無い人はラテックスチューブでも使いましょう。

どうでも良いけどチューブレステープは超軽量リムテープとして使えます、本当にどうでも良いけど。

 

 

 

 

あとがき

もうチューブレスはこりごりだぁ~(昭和マンガのオチ)