限界放大生の雑記

自転車や電子工作、Roseliaなどが好きな会社人兼放送大学生のブログ

中華切削加工使ってみたレビュー(PCBWay)

今回のお話はCNC切削加工、金属3Dプリントサービスになります!!

皆さんはこういうサービスを利用されたことがありますか?

国内ではミスミMeviyやDMM.makeぐらいですが中国近辺では多くのプリント基板屋さんがサービスを展開しています。

そこで今回は以前にもスポンサードを受けたことがあり、見積もりが簡単でわりあいデザインルールがゆるかったPCBWayを利用しました。

ちなみに私はCNC、3Dプリントサービス共に初の利用となります、的外れなコメントがありましたらご指摘いただければありがたいです。

 

名刺基盤に続き本記事もPCBWayのスポンサードの元お送りします

Thank you PCBWay !!

 

 

経緯

製作を依頼したのは現在製作を進めているスーパーカブeHEVに使用するフロントサスペンションアームです。

原付のサスにアーム?と思うかもしれませんがカブのフロントショックはボトムリンク式というちょっと変わった方式なのでそんなパーツがあります。

フロントにハブモーターをブチ込むのとディスクブレーキ化の対応が純正アームでは困難だったため図面を書いて切削加工を依頼することとなりました。

 

ですが私の普段のものづくりはFusion360をこねて3Dプリントしてそれをひたすら現物合わせですりあわせていくといったやり方で今回もその方法でモデルを作ってしまったため手元に有るのは3Dプリント前提な公差もなければピン角立ちまくり、フィレットつけまくりの3Dモデルです。

それを切削しやすい2D図面に起こしなおす技能も無いので本来切削加工に使えるわけなくね?というモデルだけで加工してくれるサービスを選ぶことになりました。

素材はいくつか選べますが走行に伴う衝撃と車重をもろに受ける箇所なのでハンパな強度では身を預けられません、そのため今回は鋳鉄を選択しました。

また、車軸(モーター固定軸)の供回りを防ぐための回り止めワッシャーも製作しました。

これはアームに比べて強度を要さない&切削が困難な形状なため低価格で済む金属3Dプリントを選びました。

 

外観

細工は流々、モノを見てもらいましょう

配置が適当

自家3Dプリント品と比較

はめ合い、パーペキです!

写真で上手く伝わっているかは不明ですが最高の仕上がりです、超気持ちいい

ですが切削品のシャフト穴(キーがついてるΦ12の穴)に0.2mm程度の加工残り(?)と3Dプリント品には平面の縁に>0.1mm程度のカエリがありました、コレについて仕様かは不明です。

今回のパラメーターは下二つの切削アームが

素材:Alloy steel 4140(俗に言う鋳鉄)

表面処理:Standard (As-Milled) (Ra 125μin)(切りっぱなし、追加料金タダだったから表面の平坦度上げた)

上に三つまとまっている回り止めワッシャーが金属3Dプリントで

素材:Stainless steel 316L

色:Metallic

工程:SLM

となっています。

 

寸法精度

ノギスでの実測値をと設計寸法の差を表にまとめました。


ノギスの精度は作業者の腕に依るところが大きいので参考程度としてください、またこの数値を真に受けて「ふむふむ、外径はデカ目になるんだな、ちょっと小さめの寸法入れとこ」とかは絶対にやめましょう、一口に外径と言っても加工方法が色々あるので違った結果になるかもしれません。

許容レベルは場合に依るかと思いますが今回の組み付けでは特に困らなかったので私としてはOKです。

詳しくはないのですがSTEPファイルを出力する際に少し丸められていると思うのでこの差分の全てが加工によるものとは言えないかもしれません。

 

金額・納期

品質がすんげえ事は分かりました。

ですが皆さんの気にされるのはQCDのバランスかと思います(製造脳のみなさま)

ということで注文明細ドーン!

モザイクが想像をかき立てますね((

金額は(お安めの)送料込みで3万半ぐらいでした。

付け加えて金額によって輸入消費税及び関税が数千円かかりました、今回の配送はDHLでしたが伝票に記載の携帯番号にSMSで請求メールが来ました、今回はそこで払ってしまいましたがぱっと見詐欺と見分けがつかず危険なので配送時の支払いか配達後に送付される請求書での支払いが堅いと思います。


納期は切削品が13日、金属3Dプリントが7日(もちろん同時進行)+DHL引き渡しから配達まで5日ということで約3週間程度でした。

納期については今回注文したモノでは「即納・後回し」などのオプションは選択できず最短一択でした。

meviyでは長納期割引が流行っているようなのでそんなのもあればいいですね。

 

PCBWay × meviy × DMM.make 3者比較

サクッと相見積もりをしました。

補足すると

  • ミスミ meviy
    サービス対象外となり見積もり不能
    Fusion360から出力したSTEPファイルを食えることは確認しているので今回のデータに問題があるようです、曲面が頻出しているのが問題?
    見積もり可能なモデルではピン角や加工が困難な箇所を指摘してくれる(三者の中で唯一)
  • DMM.make 3D PRINT
    切削はできないので全て3Dプリントで
    アーム:アルミで10万円
    回り止めワッシャー:SUS316(PCBWayと同)で5000円、納期は2~3週
    単価で言えばPCBWayを凌ぐ格安です、金属3Dプリントだけであればかなり有力
  • PCBWay
    唯一アームの切削加工が発注可能
    回り止めワッシャーの単価は5200円とDMMに劣るものの3個にしても5500円程度で発注可能なため場合により最安、納期は1週と最短

比較自体が成り立たなかったとも言えますが3者の中ではPCBWay一択ですね。

meviyは図面を正確に読んでくれるので切削向けのしっかりした図面を書ける方にはありかもしれませんが今回のような3Dプリント用に作ったデータをそのままブチ込むといった使い方はできないと思った方が良いです。

DMMは3Dプリントサービスとしては良いですが国内工場とは言え納期が長いのと切削加工をまとめて頼めないのでPCBWayに劣りますね。

今回はサクッと見積もりの取れるサービスで比較した結果PCBWayに軍配が上がりましたが融通の利く加工屋さんなどとつながりのある方ではまた判断が変わってくるかもしれませんね。

 

注文方法

今から注文するぜ!になってしまった方へ

まずお手持ちのCADソフトでSTEPファイルを書き出しましょう、STLじゃダメです。

公式サイトに行ってSTEPファイルを投げれば後はなるようにしかならないと思います。

あとよろしければ私の紹介リンクを使ってください(ダイマ)

https://pcbway.com/g/gMF938

こんなんじゃわかんねえよ!って方にはこちらのnoteが参考になると思います(無断リンク失礼します)

6月は9周年セールを開催しているらしいです。

クーポンがいっぱいあるみたいなのでぜひこの機会に!!

まとめ

コネも金も無いくせにモノ作りたいヤツにはこれ一択!!

みんカラの『知り合いの町工場で溶接してもらいました』を見てスマホを投げたくなった事のあるあなた、YouTubeあるあるのどこからか出てくるCNC、果ては5軸MCを見て👎ボタンを108回押した事があるあなたにオススメできるサービスです。

正直コネと金があればもっといいやり方(そもそも設計から外注する、しっかり切削向けな図面の書き方の教えを請う)もあるかもしれません、というかそれが常道と思います、ですが居るでしょう、ここまで読んでくれた方の中には『周りにジャンル近い技術系の知り合いがいない』『ネットで教え請うのはダサい』『追っかけ趣味もやってるから金なんか無い』『ぽかぽか民宿より断然ドライなビシホ』という方々が(全ブーメラン)、そんな奴らにはコレしかねえです。

 

まあ冗談はさておき並に品質も良く多くの方にオススメできるサービスです、テキトーモデルをよしなに読んでくれるのは強いですしコストの観点でも現状敵無しと思います、『ちょっと削ってほしいな?』と思った際は見積もり無料なので気軽にモデルを投げてご検討の程を

 

 

カブeHEVはこれで無事に試走中です。

最近は少し時間が取れず進捗が芳しくないですが製作を進めていきたいと思います、またちょっとワンオフパーツが必要になったら...𝑳𝑶𝑽𝑬 𝑷𝑪𝑩𝑾𝒂𝒚...

 

 

そしてこれをネタにしたらTwitterでちょっとバズりました、あと半年はこのネタ擦ります((

このツイート、伸び方に2度ほど波があって第1波はテック系、第2波はミリオタや日本をの将来を憂慮する系の方々に響いたようです。

加工技術自体は業務用と比較して特筆すべきものでは無いですがこういったコンシューマー向けのサービスが国内にあるのは科学技術の振興へのとてつもないアドバンテージですよね、日本でも早くこういうサービスが提供されることを望みます。

 

健全グラビアコーナー

真ん中の光るオーナメントは6ドルで販売されています、ちょっと高いな

角がエッですね()
ちなみに図面上はほぼピン角ですが現品は少しRがついています、今回は許容レベルでしたが気にされる場合は都度問い合わせをしましょう

はー、エッロ
めちゃくちゃゾクゾクする形をしてるんですが図面通りです
Fusion360を頑張ってこねてたらこうなりました

ズッシリ感

重量のばらつきは0.1g以内に収まっていました。

ちょっと加工残りがあったのでドリルで除去

金属3Dプリント品は平面の縁に>0.1mm程度のカエリがありました
今回はヤスリ掛けをしましたが表面のテクスチャを活かしたまま機構部品として使いたい等の用途には向かないかもしれません。

なんかキサゲ加工みたいでカッコいい

原画

原画

組み立て

名刺めんこバトル最強!?名刺基板の作り方(Meishi4Keyビルドガイド)

以前に自作キーボードの話を書きました

まだまだ傑作とは言えない出来で普段使いもしていないのですが初めてのプリント基板と言うことで友達に配ったりとそれなりに面白い体験になりました、タダだったし(自分の工数単価はゼロ円とする)

また、ブログに書いたことで反響も得られました、今回の企画も記事を見て声を掛けてくださったPCBWayさんの提供でお送りします、というかお話がなければ基板を起こすことはなかったかもしれないです、とても感謝🙏

今回はサクッとコンセプト、実際にできたモノの紹介、名刺として配る予定なので組み立てたくなった方のためのビルドガイドを書いていこうと思います。

 

コンセプト

絶妙に捨てづらい!つよつよ趣味名刺

同人作家やIM@Sプロデューサー界隈には趣味の名刺というのが一般化しているように思いますが工作系にも欲しいですよね(自分は工作系に属せているのか?)そしてモノを作る人間の名刺に必要なのは個性!ということでプリント基板という初見のインパクトとこじつけの実用性(マクロパッド)を備えた基板にしました。

 

成果物

基板ドーン!!

自分で思い描いたとおりの基板が届くと脳汁出ますね、気持ちよすぎ

今回はマットブラックのレジストにホワイトのシルク、有鉛ハンダフラッシュです、マットのレジストはスレが目立つので次版は変えるかも

価格は15枚で50ドル、1枚あたり500円ですね、安くはないですが金額はオフセット印刷みたいな感覚で倍の30枚作っても価格は60ドル、100枚作れば1枚1ドルです、チキりすぎましたね、結局特に大きなミスは無かったのでいっぱい作れば良かった。

納期は1月3日にオーダーして15日に到着、爆速ではないですが年始に注文したので平常時であればもう少し早いかも?

配送はOCSにしました、国内での配送は佐川急便でした。

合計11000円ほどだったので輸入消費税1000円+納税代行手数料1100円がかかりました、ハンパな金額であれば1万円以下で注文をまとめられることをオススメします😭

ちなみに普段仕事ではOTC辺りのつよつよ国内メーカー基板を使っているのですが正直外観やデジタル回路での性能に大差は無いですよね、趣味には品質証拠なんて要らないので中華メーカーで十分だと思います。

A面機能

NFCに使われてる辺りの電波を掴んで光ります💡

接触で得られる僅かな電力で光を灯すのがゲルマニウムラジオみたいな感じでなんかアツいですよね、パターンのモチーフはPerfumeの⊿

理論はこちらのサイトの通りです、周波数が低いので共鳴させるために本当は長いアンテナが必要なんですがLC共振回路を組んでアンテナを短縮してるのが面白ポイントです、ネットアナを買ったらF特見てみたいですね、案件下さい(ダイレクト物乞い)

(この手のものは多くがこの原理に則らず適当にアンテナ長を稼いで電磁誘導で無理やり光らせてたりします、コンデンサが要らなくなるのでその点はスマートですがパターンが盗難防止タグみたいなぐるぐるになって個人的には好きくない)

B面機能
自画自賛ですがなかなか乙では?

 

矢印キー状の4キーマクロパッドにしました、最初は6キーでメイシロッキーっていう名前にしようと思ってたんですがA面のデザイン優先で組むとレイアウトが無理筋過ぎたので4キーで妥協しました、それで名前がMeishi4Keyというなんともひねりのない名前になってしまいました😭

特徴は

  • MCUにRP2040-Zeroを採用
  • WASD風配列
  • 1.2mm厚基板で配りやすさを向上
  • トッププレートレスでシンプルな見た目
  • 多種多様なキースイッチに対応
  • LEDが一応点く(パターン上はフルカラーに対応)
  • 電流の回り込み防止用ダイオードを不使用

といった感じです。

フットプリントはshikamiya氏のものを使用させていただきました。

 

Meishi4Keyビルドガイド

👷本項目は工事中です🚧

 

まとめ

趣味名刺...気持ちいいよ...!

このブログをご覧の方々にはバレていると思いますが自分は割と自己顕示欲の強い人間なのでやはり自分の名前の入った基板を見てそれを人の手に持ってもらえると気持ちいいんですよね()

自分は少し強欲すぎるかもしれませんがみなさんも初めて仕事の名刺をもらったときには身の引き締まる思いがしたでしょう、それの再体験ができます。

この基板は今後リアルでご挨拶した方にお渡ししようと思っています。

尚現在イベント参加の予定はありません!!ですが今年の冬コミに照準を定めてカブe:HEVか何かを作りたいとは思っています...

 

なおPCBWayではフレキシブル基板やCNC加工も受け付けているので更にクセの強い名刺基板を作ることも可能です、見積もりは無料ですし5ドル分のクーポンはいつでもゲットできるみたいなので是非よしなに。(招待コード

ちなみにpcbway.jpという日本語版のページもありますが機械翻訳で専門用語が変に訳されているポイントもあるので.comのページを利用して分からないポイントのみ翻訳に掛けるといった使い方がオススメです、海外通販では常識ですね。

PCBWayオリジナルグッズ
基板の色見本兼チートシート

個人的に気に入った色味
青×金とかいい

Fritzingで作るはじめての自作キーボード(1LaneSimple)

アドブロガーになりました、因みに先月の収益は1円です、なっつです。

 

ということで今回はなんとなくキーボード作ったら使用ソフトのクセが強くて泣きそうになったよってお話です。

 

 

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カッコいい!

作りたい物

今回は簡単なマクロパッドということでいきましょう、マクロパッドというのはテンキーみたいなヤツ全般のことを指します、今定義しました。

そして今回私が作ったのはKailh Chocというキースイッチが7個のみ実装できる簡素なものです。

なぜこんなちっちゃい物になったかというとALLPCBさんという基板屋さんが150×100mmまでの基板ならタダで作ってやるよって言うキャンペーンをやっていたからです、このサイトをご覧の際まで続いているかは分かりませんがまあ何にしろ150×100mm以内が最小料金になるという基板屋さんは多いので最初はこれぐらいのサイズをオススメします。

 

必要な物

  1. Fritzing(Version 0.9.3)
    今回はフリー時代の物を使ったため少し動作が不安定でした、基本的な使い方は変わらないと思いますので現行版をオススメします。

  2. プリント基板製造サービス
    今回はALLPCBでしたが正直どこでもいいと思います。
  3. ArduinoProMicro
    簡単なコードを書けばUSB1.1のデバイスになりきれます、互換品で十分です。
  4. キースイッチ
    今回はKailhChocを使用しましたが好きなのを選んでください、ちなみにCherryMXだとパーツのライブラリがググれば良い感じのところにあるので楽です。
  5. キーキャップ
    キースイッチと一緒に買いましょう、今回はこれも自作します。

 

3-5は遊舎工房というショップで揃います。

 

ALLPCBは紹介するとお互いにクーポンが貰えるらしいので私の紹介コードを置いておきます。

https://www.allpcb.com?Mb_InviteId=84932

キースイッチを作ろう

作ると言っても物理的に作るのではなくFritzing上で扱うパーツを作ろうってお話です。

詳しくはこちらのサイトをご覧ください!

 

 

というとさすがに不親切すぎるので今回作ったKailh Choc用のパーツデータを置いておきます。

アイコンがCherryMXになってますが気にしないでください...自分も訳分からんしなんかPNG読んでくれなかったんじゃ...

 

肝になるのはXMLエディタでidを良い感じに設定するってところなのでまあ頑張ってください(投げ)

基板を設計しよう

ブレッドボード

いよいよ緑板の設計を始めます。

っとその前にPro Microのパーツファイルを貰ってきましょう、今回使用したバージョンの標準ライブラリにはありませんでした。

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まずはブレッドボードタブに切り替えて右側のパーツウィンドウから良い感じにデカいブレッドボードをドラッグして置きます、あとは適当にパーツを配置したら接続されていることを表すブレッドボードの緑がかった穴から穴をドラッグしてジャンパを引っ張ります、これにてブレッドボード完成!

 

回路図

お次は回路図タブです。

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ブレッドボードタブで配線が問題なければ特にいじる点はありません、あなたの美感センスがそれを許せば

既にFritzingの悪いところが出てますがここの自動レイアウトがどういう条件で育成されるのか分かりませんがゴチャってて誤配線があるのかどうかも分かりません、整列も恐らくできません。

そして恐らくソフト側が原因の誤配線(要らない線が入ってる)が往々にして存在します、そうしたら点線の上を右クリックして「Delete Ratsnest Line」を選択で切りましょう。

 

プリント基板

いよいよここまでキマしたね、最後のタブです。

 

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とりあえずブレッドボードに置いたパーツが点線でくっついてると思うので

 

パーツウィンドウのCORE PARTSの中からPCBをドラッグしてきてほどよいサイズに整形します。

ちなみに角丸とかそんないい設定はありません、めんどくさいですがカスタムシェイプっていうSVGファイルを読み込んでその形にできるよっていう機能もあるんですがめんどくさいのでオススメしません。

そのPCBの上にパーツを配置します。

そしてRouting→自動配線で配線

まあきったない配線になったり配線間が詰まりすぎたりしてしまうのでいい感じにドラッグしてずらしてあげましょう、理想を求めてもキリが無いし別に高周波回路でもないので適当でいいと思います。

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あとはお楽しみのシルク作成です

Silkscreen Imageというのを基板上に引っ張ってきて適当なモノクロの画像ファイルを読み込ませればできます、何を隠そう今回一番力を入れたのはここです!!

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ガーバーデータ出力

この最高なアートワークを発注用のフォーマットに変換します、Export for PCBのメニューからRS-274Xというのを選んで適当なフォルダに突っ込みましょう

実は出力される中には不要なファイルも含まれていますがALLPCBでは適当に進めてくれました。

そしてそのフォルダをzipに圧縮します。

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基板を発注しよう

今回はALLPCBの例を紹介します

紹介するとお互いにクーポンが貰えるらしいので私の紹介コードを置いておきます。

https://www.allpcb.com?Mb_InviteId=84932

何卒

 

ではInstant PCB Quoteで適当に設定して行きましょう、ALLPCBは人間の目によるチェックが入るようなので適当にやれば叱ってくれると思います(この記事の意味とは...?)

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そしたらこんな感じの画面になるかと思いますのでUpload Garberを押してさっき作ったzipファイルをアップロードすればOKです。

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1日ほど待てば審査が通ったという旨のメールが届くのでまたカートにアクセスしてCheck Out(配送先、決済設定)すれば後は到着を待つのみです!

 

組み立て

DHLを選べば1週間ほどでオールパーフェクト満点な基板を受け取れるかと思います、私はそうでした。

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あとは部品を実装するのみですね、別にテクニックとかそういうのは知らないので各位頑張ってください()

因みに私はキーピッチをミスりました、1U規格のキーキャップがハマりませんw

ですが光造形式の3Dプリンターがあればキーキャップごとき朝飯前なので無事に解決しアイキャッチ画像のような良さみキーボードができました。

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まとめ

「あなたのデスクトップに彩りを」

デスクトップにレジストグリーンはいかがでしょうか?私は気に入りました。

 

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近況報告

放送大学の通信指導と闘っていたらズルズルと更新が先送りになってしまいました、あとはオンライン授業も進めねば...

 

XF10-24を折りました、いいネタなのでまた動画か記事にしたいと思います。

 

Reframe Tour 2021 石川公演に参加してきました

初の生Perfumeに悶絶してたんですが特にかしゆかさんの髪が美しくて死んでました、3人だけでもミューズですよ...

そして来年のポリゴンウェイブ再演にもSS席で参加することが決定したのではよ情勢落ち着いて...

 

どこでもきっぷ旅に行ってきました

実は旅行作家さんに憧れを抱いてるんですがめんどくさいので記事にはしません、早く旅行作家になりたいなあ

Creality Ender 3 Proのダメな所やら何やら

こんばんは、更新するする詐欺をしていていつまでも更新してませんでした、なっつです。

実は記事の下書きには何本か有るのですがどれも拙いものや書き途中で公開に至れていません、そんな中今回投稿するのは3Dプリンターのレビュー(悪いところだけ)です。

 

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デデーン

 

E3Pの微妙な点

  • 電源からの漏電がある

交流数十ボルトの漏電があるので恐らくアースを適切に接続すると漏電ブレーカーが落ちます。

電気用品安全法は詳しくないんですが2重絶縁じゃ無い電源って使って良いんですかね?外部アダプターじゃ無ければセーフ?

フルカラー液晶にタッチパネルというのが主流になった今ではモノクロ液晶にクリック付き1ダイヤルという操作系は不便になりますね、気にするほどでも無いかも知れませんが。

  • ボーデン式エクストルーダー

押出機(エクストルーダー)にはダイレクト式とボーデン式というものがありダイレクト式の方が軟質材料に対して強かったりフィラメントの差し替えがやりやすかったりします。

この点は多くの方が気になるようでダイレクト式に改造する方も多いですがそのままでTPUなどの軟質材料を使ってる方もいます。

 ステッピングモータードライバーが安物でモーターノイズが大きいです(ピー、ピューという音)

自分は学習机の上に置いていたのですがその横ではとても勉強をしようと思えないレベルのノイズでした...

これもメインボードの交換などで改善することができますがまあまあなお金もかかるので微妙なところです。

 

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オリジナルクッキー型

 

まとめ

漏電以外何も困らん3D🍮

良いところなんてどこのアフィブログでも目にたこができるほど書かれているので今回はダメなところだけを書きましたがもちろん走り出し(?)3万の3Dプリンターとしては殿堂入りクラスなだけありとても良い選択肢だと思います。

ですがやはり今買うのであれば細かい理由は省きますがもう5千円ほどだしてEnder3 V2を買うのがオススメですね。

 

 

 

近況報告

またなんか作ってます

 

原発見てきました、質問したら担当のおじさんが持論ぶち込んできてくれて嬉しかったです。

諏訪湖畔に誘致せん?

 

なんか作りました(壊しました)

腰掛け扇風機など作りまして

お久しぶりです、今週はブログ書きます。

 

 

最近こういう扇風機をネットで見かけまして

 ほうほうこれは良いじゃないかと買おうと思ったのですがバッタもんくさいのに3000円ほどと微妙なお値段だったので自分で作ってみました。

 

パーツ

先ずはファンです。

俗に言うシロッコファンで定格時3800RPMの9733サイズのものを適当に

今回はUSBモバイルバッテリーを電源とするので次は昇圧DC-DCコンバータ

めっちゃお安いのにUSB-DCプラグ付きで出力電流0.75Aという有能コンバータです。

 

あとはネジ少々と3Dプリンタのフィラメントぐらいです。

 

製作

ファンの各部実寸値を採ったら適当にFusion360をぐにぐにしまして

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適当にフィット点スプラインしたら食パンみたいになっちゃったよ

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ズボンクリップ部品

ファンにはナットをぶち込みまして

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ぱぱーっと組み立て(頑張って設計したから一発OKだった)

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外側は黒食パン

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体側

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上から見ると

 

 

使用感

いやー、涼しい

 

でも3800RPMでしかもそこまでしっかり回転心がとれてないファンの羽が回ってるのでそれなりにうるさいのはなんともしょうがないですね。

 

問題点はズボンクリップなんですがこれはマネークリップをベースにして作りました、積層方向はしっかりと考えて作ったのですがちょっと開きすぎるとバキバキいって怖いです、PLAには厳しいものだと思うので作ろうという方はABSなどで作ることをオススメします。

 

まとめ

3Dプリンター楽しい

 

なんか作るたび毎回これいってますがこれに尽きます。

250mm四方造形できる3Dプリンターが3万なのでみんな買おう、もはや押し売りされても幸せなレベル()

 

 

 

 

あとがき

この問題の原因などご存じの方は教えていただければと思います。

 

 今回使ったファンはぶっ壊れて届きました、多分輸送中なので仕方ないですね。

一眼レフ用アイアンサイトなど

こんばんは、図書館に行くのがめんどくさいのでネットで帯出延長しようかと思って利用者ページにログインしようと思ったら跳ねられました、なっつです。

 

どうにも不運でしょうが無いのですがミニ旋盤が届いたので別に気に病むこともありません、旋盤は心に安寧をもたらします。

 

 

さて、今回のネタは上のどちらでも無くカメラについてです。

 

まずは製作の動機について

このツイートをご覧ください

 通称キジ事件ですが(?)この後このキジは飛んでくれました、もちろん自分もカメラで追いました、が!望遠端200mmのフレームではすぐにキジが逃げてしまい残念ながら写真に収めることができませんでした。

そこで考えたのが通常のファインダー以外にもう一つファインダー(サイト)を付けようということです。

現在まさに野鳥撮影用にNikonOLYMPUSがドットサイト照準器というものを出していますね、ですが高い!誰が偶発的に起こるシャッターチャンスのために1万半も出すか💢ということで自分もサイト(照準器)を作ろうということになりました。

 

製作過程

まずはどんなサイトを作るかを考えます。

照準器とも言うだけあり銃器のものが参考になります。

 

まず検討したのは既製品と同じドットサイト、使ったことはないのでなんともですが電源が必要なことや結局既製品の下位互換になってしまうことが明白だったのでやめました。

 

次に検討したのが採用となったアイアンサイト(オープンサイト)

よく拳銃などに採用されていますね、そのことからも分かるとおり出っ張りが少なく、とても軽量です。

製作が容易そう(全パーツ3DPで作れそう)でまあ既製品より良いところもあるしいけるだろって事で採用です!

 

条件はホットシューに照門、レンズフードに照星を付けると言うことで後は適当に現物合わせです。(Nikon D5100,DX18-135mm F3.5-5.6G)

それではFusion360をぐりぐりと

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手数が多いのは下手な証拠ですかね

そうしてできたのがこれ!

 なかなか様になっていたのでパパッと後のパーツも描いてできたのがこちら

 

 もうまんまTwitterの埋め込みで申し訳ないですがこんな感じでした。

フィールドテストもしましたがドシンプルな構造からも分かるとおり決して壊れずそれなりの働きをしてくれました。

 

まとめ

3Dプリンター楽しい!Kaizen(改善)はめっちゃ楽しい!

 

まあめんどくさいのでまとめです、だってさほど使ってないもん!

動機の所でも書いたとおり望遠端で高速の移動体を追いかけるなんて半年に一回あるぐらいかの話なのでね。

 

でもやはり3Dプリンターで自分の思うものを作れたときは気分が良いですね、他人が製品化するのに期待するより自分で作った方が圧倒的に早い。

 

今回はこんなところで失礼させていただきます、今回のアイアンサイトのSTLデータはご希望が有れば差し上げますのでコメントでもTwitterでもご相談いただければと思います。

 

 

 

 

近況報告

中華旋盤届きました、また記事にしますので乞うご期待

 

 

 

卓上旋盤 購入検討編

こんばんは、最近寝ても覚めても旋盤の事を考えています、なっつです。

なおそのせいで課題には手をつけられずにいます(逃避ですね)

 

そして日々自粛生活にいそしんでおりますのでネタがほぼ枯渇しております、なので今回はタイトルの通り「検討中」の話を書いていきます。

 

 

目的

まずは購入の目的ですね。

  • 旋盤欲しい病の発作
  • 3Dプリント品の品質向上
  • レンズを自作したいという祈り
  • ロマン

実は一年おきぐらいに旋盤欲しい病の発作は起きていたのですが(笑)これまでは「金が無い」だけで抑えられていたのですがなんと今、口座残高を見ると10諭吉もあるではありませんか!常識的な田舎の工高生であれば[要出典]免許教習代の足しにするところですが私は親にたかる気まんまんなのでそんなことも気にせず「卓上旋盤買えるじゃん!」となったわけです。

 

条件

  1. レンズ鏡筒の切削を行うためチャック把握径はΦ60以上
  2. 重量は40kg程度まで(できれば2階の部屋にも入れたいため)
  3. 10万円以下(再整備等コミコミで)
  4. デリバリーまでの時間は問わない
  5. できれば12mm角ぐらいのバイトを掴みたい
  6. パワーはあればあっただけ良い

検討機種

1.東洋アソシエイツ コンパクト7

万能精密旋盤Compact7

東洋アソシエイツ | Mr.Meister(ミスターマイスター)万能精密旋盤コンパクト7

 

中国SIEG社のC1 Micro Latheのローカライズ

 

プラスポイント

・即納

・国内メーカーによるサポート

・中華旋盤とは言え多少整備されていそう

・日本語取説付き

マイナスポイント

・金額はポイント等コミコミで10万円とギリギリ

・軽くて(23kg)小さい(W640×D270×H210mm)

・モーターが150Wとフェザーライト級で不安

 

2.中華C3旋盤

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中華of中華旋盤

たまにレビューが散見されますが概ね良好な評判です、でもそれは旋盤のための旋盤やフライス盤を持っている奇人のレビューなので騙されてはいけませんね。

 

プラスポイント

・安い(再整備に倍かかっても良いぐらい)

・ミドル級550W

・重い(安定性に長ける)

マイナスポイント

・重い(カタログ値38kg)

・パワーの分危険性も大きい

・なんだかんだで中華は不安

 

3.ヤフオク中古旋盤

良品から中古まで千差万別ですね。

まともなものは送料含め8万~とお高いです。

また、個人出品のものは付属品の不足や梱包などで揉めてしまいそうです。

 

 

まとめ

多分中華C3旋盤を買います!?

 

 

 

 

 

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